季節の便り

マツムシソウ

2006年10月2日

マツムシソウ

ここ3年天候不順が続いています。
ツユの時期に雨が少なく、峠の草原の土が乾き固くなって来ています。
そのため、イネ科植物が多くなりました。
以前はふわふわの土の草原にオオバギボウシ、ヤナギランなどがびっしりとあったのですが。

それと、シカが増え峠の花々の新芽、つぼみ、花を食べはじめてきたのです。
また、以前は興味も示さなかった行動をシカがとりはじめました。
それは、登山者の排尿のあとを掘りおこす様になりました。
この行動は新芽、つぼみ、花を食べ始めた頃と同じです。
塩分を求めての行動かと思い観察をしてみましたが、塩だけのものはふりむきもしません。(観察と実験)
尿中の何かを求めているのか、含まれている成分の全部かはわかりまません。
人それぞれの成分の違いによるものと思われ、深く掘っているのがあります。
他の山小屋の方からも同じ事を聞きました。

シカにもいろいろと事情があるのでしょうが、どちらも良い方法がないでしょうか。

マツムシソウが一輪咲いていました。
「ワタシダケサイタノ。ホントハキチントサキタカッタノヨ。デモコンナサキカタニナッタノ。マワリニナカマイタノヨ。デモ、デモヨ。
アルヒ、シカガヤッテキテタベテシマッタノ。ソノトキニネ。
(ハヤク、カクレテ)トイッテクレタノデフンバッテカクレタノヨ。
シバラクシテ、アタリミルト、ワタシダケニナッテイタノ。カナシクテナミダイッパイナガシタノ。ソレデガンバッテサコウトオモッタノ。
ソラカラノヒカリヤアメスクナカッタノ。ソレデノビレナカッタノ。
デモワタシサイタノ。ワタシキレイ?」

うん、とっても奇麗だよ。今迄見た中で一番だよ。来年はきっとまわりに仲間が顔を出すから安心して。

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