季節の便り

丸川峠までの岩脈

2007年2月7日

丸川峠までの岩脈

登山口バス停を過ぎると沢に花崗閃緑岩が見えます。花崗岩を加工した「塩山御影石」は全国的に知られています。以前はこの地、裂石周辺では盛んに出荷されていました。

甲府駅近くの毎鶴公園の巨大な花崗岩の石塔は裂石から掘り出されて甲府迄運び建てられたものです。

丸川峠分岐~丸川峠までの間には岩脈がいくつかあり、それは安山岩の岩脈で幅1~2m、北西~南東の走向を示すものが多くあるそうです。調査のときは旧登山道でしたので現在登山道ではいくつあるでしょうか。今の登山道を横切っているのが、地層なのか岩脈なのか知識不足で区別できませんが、丸川峠迄10カ所以上を数えました。今は落ち葉や雪で隠れていますので、春になったら正確に数えてみたいと思います。そして、観察したところでは北~南に走向を示していました。
その時の磁石が右と左では針方向がちょいと違うのはどうしてでしょうか?
これらの知識は、「地学ガイド山梨県」田中収著コロナ社から得ました。

2年前、当山荘に泊まりながら大菩薩の森林研究していたMさんからの影響を受けて、大菩薩の岩の事に興味を持ち、よくよく観察しますと興味深い事が見えてきました。
裂石から沢にかけて花崗閃緑岩、丸川峠手前には花崗岩質岩石の露頭(裂石の岩と若干異なり、カリ長石の少ないトーメル岩といわれるもの)があり、途中に断層の印が示してありました。
断層らしきところが3カ所見つけたのですが、そのうちの一つと思うのです。
まだまだの知識不足と読んでもすぐ忘れてしまい困ったものです。

「丸川峠までの登山道は地学と森林の知識がある人にとっては面白い道ですよ」とMさん。
私もその様に思います。それに今は富士山と南アルプスなどが葉が落ちた木々の間から見えます。

写真は丸川峠分岐から尾根道の中間で見られる岩脈の写真です。