季節の便り

春のきざし、地底の国へ

2005年3月23日

春のきざし、地底の国へ

先日の晴れた日のことです。

山小屋の外で富士山を眺めていますと、どこからか鈴を転がす様な水音が峠に響いて聞こえて来ました。
静かに耳を澄ましその音を探しました。すると、足元近くから聞こえていたのです。見つけました。

それは、凍った土がポッカリと口を開けてそこに雪解け水が流れ込む音でした。
その様な穴が峠にいくつも出来て、雪解け水が鈴を転がす様な音となって峠いっぱいに響きます。
とても心地良い音です。

流れる水が果てしなく土に吸い込まれて行きます。
地底には雪解け水を必要とする地底の国があるのではないかと考えてしまいます。
記憶が定かではありませんが、むかし子供の頃に地底にもう一つ国(地底の国の物語だったか?)があり、その物語を読んだか?漫画だったか?ハッキリしませんが、、、。

雨が降って高台から流れる音と全く違う音は、朝の目覚めの中で聞くと特に心地よいものです。

皆さんも耳を澄ませて聞いてみませんか?

写真がそれですが、わかりますか?青空の色が雪解け水に写しています。

鈴を転がす様な水音を耳で聞いたのは(知ったのは)山小屋暮らしの3年目の春でした。

今晩は雨が降り続いています。ドンドコ、ドンドコ雪が解けることでしょう。